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ECサイト運営者必見 顧問弁護士ができる消費者トラブル対応とは?

2025年04月01日

1. はじめに

 近年、ECサイトの普及により、オンライン上での取引が活発になっています。しかし、それに伴い消費者トラブルも増加しており、返品・交換トラブル、個人情報の取り扱い、景品表示法違反などの問題が後を絶ちません。ECサイトを運営する企業にとって、こうしたトラブルへの対応は事業の存続に関わる重要な課題です。
 本記事では、ECサイト運営者が消費者トラブルを防ぐためにどのような対策を講じるべきか、そして顧問弁護士がどのようにサポートできるのかについて解説します。


2. ECサイトで発生しやすい消費者トラブル

 ECサイトでは以下のようなトラブルが発生しやすく、適切な対応が求められます。

(1) 返品・交換トラブル

 消費者契約法では、「誤った商品が届いた」「不良品だった」などの場合、返品・交換に応じる義務があります。しかし、単なる「気に入らない」といった理由での返品要求にどこまで対応すべきかは、ECサイトの規約次第です。

(2) クーリングオフ適用の誤解

 ECサイトでの取引には原則としてクーリングオフ制度は適用されません。しかし、消費者が誤解し、クレームにつながるケースも少なくありません。

(3) 特定商取引法違反のリスク

 ECサイト運営者は特定商取引法に基づき、返品ポリシーや事業者情報を明示する義務があります。不十分な表示や虚偽の記載があると、行政処分や消費者からの訴訟リスクが生じます。

(4) 景品表示法違反

 「今だけ半額」「お得なキャンペーン」といった広告表現が、実際の価格と異なる場合、景品表示法違反となる可能性があります。

(5) 個人情報保護の問題

 ECサイトでは顧客の個人情報を大量に取り扱うため、個人情報保護法への適合が求められます。情報漏えいが発生した場合、多額の損害賠償請求や信用失墜のリスクがあります。

3. 顧問弁護士ができる消費者トラブル対応

 顧問弁護士を契約することで、ECサイト運営者は以下のようなサポートを受けられます。

(1) 利用規約・プライバシーポリシーの成・見直作し

 ECサイトのトラブルを未然に防ぐためには、明確な利用規約の策定が不可欠です。顧問弁護士は、特定商取引法や消費者契約法に適合した規約を作成し、法的トラブルを未然に防ぎます。

(2) クレーム対応のアドバイス

 顧客からのクレームが発生した際、適切な対応をしないと炎上につながる可能性があります。顧問弁護士がクレーム対応の方針を助言し、円満な解決を図ります。

(3) 法律に基づいた広告表現のチェック

 ECサイトで使用する広告やキャンペーンの表現が、景品表示法や消費者契約法に違反していないかを事前にチェックし、コンプライアンスを確保します。

(4) 訴訟リスクの回避・対策

 万が一、消費者との間で法的紛争に発展した場合、顧問弁護士が迅速に対応します。訴訟リスクを最小限に抑え、企業の経営を守ります。

(5) 個人情報保護の助言

 個人情報の適正な管理方法やプライバシーポリシーの策定、データ漏えい時の対応策などについて、専門的なアドバイスを提供します。

4. 企業の安全を守るためのチェックリスト

 ECサイト運営者が消費者トラブルを防ぐために、以下のチェックリストを活用しましょう。
✅ 利用規約・返品ポリシーが最新の法律に適合しているか確認する

✅ クーリングオフの適用範囲を明確にする

✅ 特定商取引法に基づく表示義務を満たしているか確認する

✅ 景品表示法に違反しない広告表現を使用する

✅ 個人情報保護法に則ったデータ管理を徹底する

✅ クレーム対応マニュアルを用意し、スタッフと共有する

✅ 顧問弁護士と定期的に相談し、法的リスクを最小限にする

5. まとめ

 ECサイトの運営は、法的リスクを伴うものです。特に消費者トラブルは、事業の信用を左右する重要な要素となります。そのため、適切な法的対策を講じ、トラブルを未然に防ぐことが不可欠です。
 顧問弁護士を契約することで、日常的な法律相談が可能になり、万が一のトラブル発生時にも迅速かつ適切な対応ができます。ECサイトを安全かつ円滑に運営するために、法律の専門家と連携することをおすすめします。
 ECサイト運営に関する法的サポートが必要な方は、ぜひ顧問弁護士の導入を検討してみてください!

 

【弁護士の一言】

 Eコマース会社を運営するうえで、一番ストレスになるのが顧客トラブルだと思います。クレーマーやカスハラトラブルが発生してしまい、オペレーター等の従業員が辞めてしまうトラブルも定期的に発生する印象です。
 これらを防ぐためには、そもそもHPのプライバシーポリシー、利用規約等を整備するとともに、購入時の際の規約を整備して、法的にも反論できるように対策しておくことが重要です。
 それでも一定数発生してしまうカスハラについては、カスハラが生じた際にどのように対応するのかという対応マニュアルの策定とともに、どこまでどのような対応をとったほうがよいかの相談先である弁護士事務所との連携を制度的に設計しておくことが重要といえるでしょう。

【監修:弁護士 山村 暢彦】